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2012年12月30日 (日)

年末に考えること  その二

日本の技術はどうなっていく  世界一を取り戻せ  

思い起こせば もう十五年くらい前のことか  
日本はバブルの崩壊という ひどいことを経験し 国内市場の縮小、値段の安いものを開発しないと販売を維持できないという困った世界になっていた。   
そんな中、日本の高度成長を支えてきた技術者たちが一斉に定年を迎えることになる。  

日本の企業は彼らに新しいものの開発を期待するのではなく、彼らの弟子たち 若者に開発を託す道を選んだ。  世界一の技術を作り出した者たちが強制的に引退させられる。  

これを見ていた外国の企業は、彼らを優遇すること、そして技術の開発の継続を約束して 招き入れた。  もちろんこの事実は日本企業も知っていることなんだが。  
だがこの技術流出がその後世界中から日本の技術を世界中が使える性能と低価格の製品を生み出すこととなる。  

さて日本はというと、若い技術者たちは国内の需要を取り戻そうと 四苦八苦しながら日本人が喜びそうな高性能を開発し一生懸命努力していた。  そう世界中に輸出していることを忘れていたのかもしれない。  世界ではより低価格で性能のいい外国製品が一気に販売量を増やしていたにもかかわらず。  

ある日、気が付けば日本国内市場でも海外製品のほうが低価格で、人々の注目を受ける時代になっていた。  まさに日本の技術人は師匠たる技術者の率いる低価格高性能製品に市場が凌駕されるのを 指をくわえてみているしかなかったのだ。  結局国内企業は大きな業績低下を余儀なくされ、再生できるかどうかさえ心配されるところまで来てしまった。  

だがこれですべてが終わりではない。  師匠たちは弟子が死に絶えるのを期待しているわけではないのだと思う。  必ず より強くなった外国に勝てる力をつけてくると思っているのだと思う。   お互い切磋琢磨してもう一つ上の世界へ登ろうとしているのだ。  

日本の企業は赤字に基づくリストラではなく、世界に戦いを挑む 最高の技術集団を維持し、開発を進めることこそ世界の中で生き残る 最善の方法だと思う。  できれば一刻も早く世界が驚く新技術を だれもまねできない低価格で実現していくことを 当然とする、新しい日本を作り出してほしい。  

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