« 森光子さんをしのんで | トップページ | 日本の原子力利用はどうなっていくのか »

2012年11月28日 (水)

原子炉燃料棒

原子炉を使わないようにする 今後廃止する  いいことだと思う   
でも原子炉をこれから作るのをやめるというのは、大きな価値があるのだが、現実には日本の中に、すでに稼働したことのある原子炉が山ほどある。  
すでに使っている原子炉を処分するには、そこに貯めこんである、燃料棒・使用済み燃料棒を確実に安全に、絶対に生命体の手の届かないところへ捨てるしかない。  根本的には地球上ではだめだろう。 かといって、宇宙空間に放り出すことが安全な処分とは言えない。 

人間が放射性物質を安全に廃棄するためには、放射性を消滅させることができるようにならなければ、可能にならないのだ。  これができればすごいんだけど。   

地球上で核物質を作っている国、企業。使っている国、企業にとって核物質はとてつもなく高価な物質で、たとえ使用済みとなっても大きな価値のある物体として、認識されることにより、見かけ上の核物質のコストを安く見積もってきた。  ほんとは捨てることもできないゴミなのに。  

現在の人間の技術能力では、核物質を安全に廃棄するということを実現しようとすれば、途方もない費用がかかると、計上しなければならなくなる。  こうなれば、原子力発電は、他のどのような発電方法よりも、コストの高い発電方法ということがわかってしまう。  

福島の大事故というより大事件によって、今まで世界中が暗黙の了解をしていた、核物質の処分方法がないということが、表に出てしまった。   でも、なぜかニュースに大きく取り上げられることはない。   どこかで誰かが、黙らせているのだろうか。   

核燃料は兵器用核物質の転用として、まさにコストのかかる核兵器を、いかにコスト削減するかというところから 来ているのだから 世界を牛耳る人たちからすれば、原子力発電所を世界中に作ることが、膨大な利益を生み出すことになるんだろう。  

福島以後、一時的に原子炉の新設は止まった。 がしかし、いつの間にか原子炉建設の商談が、世界のあちこちから聞こえてくる。  世界を牛耳る人たちの飽くなき利益追求からか、それともまだ他に理由があるのか。   

現在、福島では、壊れかけた使用済み燃料棒プールから燃料棒を他の場所に移動する計画を立てている。  このままでは、もう一度地震があれば燃料棒プールが壊れ、使用済み燃料棒が大気中に放り出されることになるのだから、福島は今後10万年は人が近づけない場所になる。  これは日本の存在を否定することになるだろう。  

しかし、無事燃料棒をプールから取り出して移動するとしても、どこへ持っていけばいいのか。  ほんとの答えはまだ出ていない。  

|

« 森光子さんをしのんで | トップページ | 日本の原子力利用はどうなっていくのか »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/21887/56206159

この記事へのトラックバック一覧です: 原子炉燃料棒:

« 森光子さんをしのんで | トップページ | 日本の原子力利用はどうなっていくのか »