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2012年10月12日 (金)

原子力の話は20万年後まで続く

今週も、集会はやっているのかな?  
原発反対は、福島の事態を見れば、それなりの理由もよくわかる。 だけど・・・・  

原子力発電所は、一度稼働し始めると、その土地は人間の寿命から考えると、未来永劫に人の住めない場所になってしまうということを、ほんとに真剣に考えたほうがいいと思う。  
この狭い日本の土地にすでに数十の稼働原子炉があるということは、それだけ日本の土地が少なくなったということと同じことになる。  そして世界中には、知ってびっくりするほどの原子力発電所が存在する。  人間は自分でこの地球上に人間の住めない、いや放射線に耐えられないすべての生命が住めない場所を、作り続けているのだ。  

振り返れば、原子力は科学の発展に伴って見つけ出された巨大なエネルギー源。  
戦争の中で、このエネルギーを一挙に放出することによって得られる爆発力を、そのまま爆弾として利用するところから始まってしまった。  まさに空間を破壊するための最大の兵器の道を歩んできた。  発生する放射性物質も破壊力の一部に考えられていたようなところがある。   

しかし、この放射性物質のせいで、これ以後の戦争では、簡単に使用できないという問題が起きてしまったのだ。  せっかく作った爆弾用放射性物質。 このままでは莫大な費用が何の効果も価値もなく、どぶに捨てたことになる。  爆弾以外の転用はないものか。    

まさに、放射性物質を商用に転用する最高の利用方法として、発電機を動かすエネルギー源としての利用を実用化することになる。  軍事利用としては、今まで電池を動力源としていた潜水艦の電源に利用して、長時間潜航したまま活動できるようにすることだ。  
原子炉という形で、発電機としての形を作っていった。  

でも、この過程の中では、ごみとして出てくる、放射性物質をどうすべきかということは、全く含まれていない。  含まれていないのではなく、含めたら、商用利用の価値が大幅に下がるどころか、商用利用が成り立たないことを暴露してしまうからに過ぎないのだ。 
現実に、そこらじゅうの原子炉では、放射性廃棄物を人の手の届かない、地球環境を汚染しない場所に捨てることができなくて、原子炉の近くに漠然と保管しているところばかりなのだから。    当然日本でもこうなっている。  

原子力発電所が作られてから、もう40年以上の月日が過ぎている。  本来なら古い原子炉は、すべての燃料棒を抜いて、廃炉にすべきなのに、廃炉にするための費用があまりにも多額のため、廃炉にすることもできなくて、漫然と使い続けているのが現状である。 

この先、どんな天変地異が起こるかわからないし、ひょっとしたら核弾頭が付いたミサイルが飛び交う戦争が起こるかもしれない。  その時、老朽化した原子炉は、巨大な不発弾として存在し、いつ爆発するかもわからない恐怖に、世界中の人々が耐えられるかどうか。  そして、こんな問題を乗り切ったとしても、原子炉のある場所は、そして放射性廃棄物のある場所は、今後10万年以上人が近づけない場所となる。 ・・ ・・・・ ・・・・・・

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