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2011年12月 2日 (金)

医学がもたらすものは

医学、医療、病を治す、人間は今や地球上に70億もの同胞を持つに至った。 

数が増えるのはそれなりにいろいろな理由がある。 その一つに医学の発達によって病気で死ぬ人が減っている、高齢まで元気に生きられる、ということがある。 確かに一人一人の人間にとっては、より長く健康に生きていくのは大切なことだと思う。 だけど、・・・  

伝染病などにより、昔は時々大量の人が死に、そして病気に対して、抵抗力のある人が生き残ってきた。 つまり遺伝子レベルでの選択が行われてきたことになる。

生き残った人は、その病原に対する抵抗力を生まれながらにもった、次の世代を残していくことになるからだ。 だからこそ、生物は時には形まで変え、変化していく。 もちろんウィルスも変化していくし、病原菌も変化していくのだろう。  そのせめぎあいの中で、地球上のありとあらゆる生命が、変化していくのだ。 これを進化というのなら、まさに進化なんだろう。  

現在の人間の世界を見渡すと、医療のなかった時代なら、絶対に生き残れないような人たちを生かしてしまう、死なせないということが行われているし、健康な人として生きていけるようにしている。 これは一人一人の人にとっては、大変歓迎されるべき素晴らしいことだ。  

私自身も医学のお世話になっているし、医学を否定するわけでもない。  

ただ、ゲノムの解析まで行って、いろいろな知識を身に着けた人間は、自然がもたらすはずの選択の機会を奪っているのかもしれない。 だけど、それがどんなことを意味するのか、私にはよくわからなくなってきた。  抗生物質の発見で、すべての感染症から人間は守られると思っていたら、いつの間にか、抗生物質が効かない病原菌が現れている。  癌というものは、いまだに本当の発症原因が良くわかっていないにもかかわらず、治療する方法が次から次へと出てくる。  未知のウィルスのせいかもしれないし、細胞内の遺伝子の中にすでに組み込まれている何かが、これまた何らかの引き金によって発症するのかもしれない。 

医学というものが、これからも人間にもたらすいろいろなことが、どの様な結果につながっていくのか、私はその最後まで、見届けてみたい。 

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