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2011年5月11日 (水)

もう一つの3月11日  1

アメリカ太平洋軍司令部の一室、偵察衛星の運用部。

まさに地震発生の時、偵察衛星は東北沖太平洋の海面が突如異常な上昇を始めたのをとらえていた。   
海中での異常に、司令部は緊張が走った。 何らかの戦闘か?!  次の瞬間気象庁からの地震速報が入ってきた。  これが地震だって!!  数十秒後、地震だ。 これは大変なことになる。  急きょ偵察衛星を24時間日本を監視できるように軌道修正、海面の上昇を追跡すると同時に地上の被災状況の監視に入る。  

衛星からの画像は、とてつもない海面上昇が刻々と日本に近づいていくのを映し出していた。  司令部は沿岸の重要施設を確認していく。 あるは、あるは、原子力発電所が至る所にある。 この時、測地衛星から日本列島東北関東地域の太平洋側が30メートル近く海側へずれていることを知らせてきた。 ということは、原発の建物の基礎に何らかの異常が起きている可能性が大きい。 万一原子炉が倒壊するようなことになれば、東北地方どころか関東まで全滅ということになりかねない。  もうすぐ津波が海岸に届く、万一の事態に備え太平洋艦隊は東北沖に集結することになった。  

津波の状況が刻一刻と映し出され、町が壊滅していく・・・、それでも原子炉が崩壊しないようみんながかたずをのんで見守る中、津波は原発の海側の施設を破壊し原子炉を通り越していき、やがてひいていく。結局原子炉建物は倒壊しないで済んだのだ。   

津波が収まって一安心していたところへ衛星から原子炉建屋の温度が高くなってきたことを知らせる警報が鳴り始めた。 これは燃料棒が熱暴走を起こし始めたことを示している。 早く冷却しないと溶けてしまう・・    これはもう日本に任せておけない。  ただちに海兵隊特殊部隊に原子炉へ冷却材を投入する準備にかかるよう指示が出る。 ここからは時間との競争になるだろう。   

とにかく日本は友好国。 日本国政府の許可を取らなければならない。 急げー

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